地域活動・ボランティア

北部九州豪雨被災地の復興支援これからです~朝倉市杷木にお正月用の門松~

投稿日:

福岡県朝倉市杷木地区の災害ボランティアに行ってきました。

7月5日の豪雨災害の後。7月12日から8月、9月、10月と福岡県朝倉市、東峰村に可能な範囲でボランティアに参加させていただいています。

災害から5カ月が過ぎました。報道で取り上げられることが少なくなりました。

今回お手伝いに行ったのは地域の中でも川の上流に近い地区でした。

家の周りには10トンと言われるデカい岩。見えている範囲で我々の身長よりも高い2メートルの高さ、横幅は4メートルほど。このサイズのお化け岩がゴロゴロ転がっています。

家の柱や梁、これも大きい。大人の男5人でやっと抱えるくらいの重さでした。

こんなものがゴロゴロ流れてくる水の勢いとはいったいどれだけのモノなのでしょうか。

被災地に足を運ぶ度に目の前の光景に驚き、ため息が止まりません。

 

7月、8月、9月多くのボランティアの応援と報道。復興支援はどんどん進んでいるように見えました。

7月から土砂の山、流木の姿は大きく減りました。

多くののボランティアの皆さんの協力で、家屋から土砂・流木が運び出されました。

7月

災害後すぐに朝倉市に行ったときには、街中は玄関先まで土砂が来て庭も泥、土で埋まっていました。

この光景を見ただけで「大変だ」と思いましたが、この地区はまだ被害が少ない方でした。

朝倉市の山手になる杷木地区、そして東峰村は車が通れない状況が長く続きました。

重機作業により道が開け、やっとボランティアが入れるようになって行かせていただくと、家と家の境い目がわからないくらい土砂と流木の山に囲まれた状態でした。

ひたすら家の中からスコップと一輪車で土砂を出すのみ。土砂を捨てる場所がないくらい道路も各家庭の周りも土砂だらけでした。

8月、9月

8月に入ってやっとボランティアが入れるようになったご家庭も沢山ありました。

7月と同じくほとんどメインは家の土砂出し。

ひたすら土、泥、流木との戦い。そしてゴミの山、土に埋もれた家財道具を家の外に出しました。

土砂、流木が家の中から無くなって水が染み込み鉄板のように重くなった畳を3~4人で剥がし、床板を剥がします。

床板が剥がすと床下に水分たっぷりの泥。狭い床下からスコップで重い泥を救い上げ、一輪車やバケツで運び出す。

または床下に入り込み、匍匐前進で泥だらけになり泥をかき出す。

暑さと熱射病とも戦いながら、作業と水分補給・休憩の繰り返し。とにかく泥と土との戦いでした。

私は月に1、2回のお手伝いでしたが、この作業を毎日されていたボランティアの方々に頭が下がります。

9月の台風前には土嚢をたくさん作って並べました。

せっかくきれいにした玄関先や家周りに大量の水が流れ込んだならば、これまでのご家族の努力・多くのボランティアの協力が台無しになってしまうからです。

 

10月、11月

9月の台風や大雨のたびに被災地が心配になりました。

その9月が終わると学生の夏休みが終わり、報道も少なくなりボランティアに参加する人がどんどん減っていきました。

床下の泥が無くなりましたが、この床下は湿気を多く含んでいるため、乾くまでに時間がかかります。

ビジネス・お金目的のみで現地に来ている大工さん、床下専門業者は被災者の方のことを考えることなく作業に徹する会社も多かったと聞きます。

まだ湿った状態とわかっていながら「順番ですから」などと床板を張り、後日当然のごとく床板にカビが生える、といったトラブルも沢山あったようです。

東峰村や杷木地区の奥地ではこのころになってやっとボランティアが入ってきたところもありました。

被災者の方々の状況は厳しいまま変わらずですが、各地のボランティアセンターも役割の終了?規模縮小?簡素化?閉鎖?されていきました。

平日のボランティア受付はなくなり、週末のみの登録制ボランテァイアとなってきました。

ボランティアの参加人数も限られ、すぐに募集締め切りとなっていました。

今回耳にしたのは「登録制にしたのは使用できる方のみにお手伝いしていただくため。ボランティアと称して空き巣や泥棒、不審者が多かったため」という話でした。

トンデモナイ「罰当たり」野郎がいるもんです。そんな連中には必ず罰が下るでしょうね。

杷木復興支援ベースに直接連絡を取れば誰でもボランティア参加できます

今回は地域の方々が立ち上げられた「杷木復興支援ベース」の皆さんを通してお手伝いさせていただいたお宅のお母様と娘さんがお昼の手作りの豚汁を作っていただきました。

オニギリや手作りの柚子コショウ、生姜湯など美味しくいただきました。

お母様は今では明るくお話しされていますが、今回の災害でご主人を亡くされたそうです。

ご自宅の上流から「家」が流れていく様子を見て驚いてご自身の携帯電話で撮影されていたご主人に奥様が「危ないから家に入ろう」と声をかけ、一歩家にの中に入られた直後にご主人は鉄砲水に流されたそうです。

お母様はしばらくはショックでお話ができなかったそうです。最近になって沢山の温かいボランティアに囲まれると安心して少しずつ快方に向かわれているようです。

ご主人を亡くされた辛い様子を一切見せず、娘さんと一緒に我々にたくさんのお気遣いをいただき、頭が下がりっぱなしでした。

今回も被災者の皆さんにたくさんの元気と勇気をいただいて帰ってきました。

我々と別でお手伝いされた仲間たちは地域の皆さんが集まる場所のために「門松づくり」のお手伝い。

帰りに地域の入り口に立派な門松が飾られていました。

被災地の皆さんの厳しい状況は変わりません。

これからも「出来る時に出来ることを出来だけ」ですが長く長く応援させていただきます。

 

最近は近い朝倉杷木地区、東峰村の応援ばかりですが2年前から通っている熊本県西原村にも応援に行かねば!

 

朝倉市杷木産で有名な「志波柿」をお土産にいただきました。むっちゃ甘かったです。

 

The following two tabs change content below.
今林竜次

今林竜次

1967年福岡生まれ/蟹座A型/特徴:モミアゲ。2007年、講師として独立。サブフォーを目指すマラソン初心者/登山/サイクリング/シーカヤック/キャンプ/アウトドア人間。中学校のおやじの会会長、PTA会長。2016年福岡市おやじサミット実行委員長。人とワイワイ過ごすのが大好きな地域密着型おやじ。

-地域活動・ボランティア

Copyright© アクトサイズ!今林竜次のパワフル研修で職場を明るく元気に! , 2018 All Rights Reserved.